マイクロスコープ何でも辞典

知ってるようでじつは知らない?! マイクロスコープなんでも辞典


Question  モアレ(干渉縞)について

Answer

ざっくりですが、存在していない模様が現れてしまうことで干渉縞ともいいます。

人間の目でも確認でき、フィルムタイプのカメラ(アナログ)で撮影できるものは物理現象に起因するモアレです。(油膜等のニュートンリング)

人間の目で確認できないが、デジタル撮影するとあらわれる模様はアナログ→デジタル変換の時に発生するモアレです。
デジタルカメラで液晶を撮影すると発生することがあります。
モアレ

非常に簡単に説明すると、デジタルは非連続のデータの集まりです。つまり連続していない部分は補完されることになります。

例えば下記図の黒点がサンプルリングデータとするとそれを補完したデータから赤い周波数なのか青い周波数なのかはわかりません。

モアレ

さらにカメラの処理として、周波数の高い情報(具体的には「サンプリング周波数X1/2」より高い周波数)は低周波数に置き変えてしまいます。
これが原因で誤動作して、存在しない模様が現れます。

物理的起因のモアレは実際にあるものなので消すことはできません。

問題がデジタル変換時のものです。
但し、これも間違った情報でも有意のデータとして存在しているのでソフト側で取り除くのは難しいと思います。

完全に防ぐズバリの方法はありません。(原理的に高い周波数の情報をカットすればいいのですが・・)
色々と試してみるしかありません。

一般的には下記のような方法があります。
・光学フィルター(ローパスフィルター)を付ける。(高周波数情報をカットする。)
・カメラを傾ける。(モアレが発生する対象物に対して撮像素子の画素ピッチを変える)
・微妙に焦点をぼかす。 
・レンズの絞りを絞る。
・ズームレンズやバリフォーカスレンズであれば、視野角を変える。
 (固定焦点レンズであれば、f値を変える方法もあります。)
・カメラの解像度、レンズの解像度を落とす。

テクニカルサポート


何でも辞典topへ戻る    ページトップへ戻る