マイクロスコープ何でも辞典

知ってるようでじつは知らない?! マイクロスコープなんでも辞典


Question 低倍率レンズを使ったマイクロスコープで計測するときの注意

Answer

低倍率マイクロスコープは倍率の再現性が取り辛い為、下記注意が必要です。

弊社の計測ソフトで計測するためには、
予め校正用ガラススケール等を使い、「ここからここまでが何mm」を手動で人が設定しなければなりません。

【カメラの解像度】or【レンズ倍率(見える範囲)】が変われば「ここからここまでが何mm」というのも変わる為、 ソフトにその情報を追加で覚えてもらう必要がありますが、 【カメラの解像度】or【レンズ倍率(見える範囲)】の変更は計測データと自動連携していない為、予め設定した校正値(ここからここまでが何mm)を呼び出す必要があります。

・気を付けるポイントは「校正値は再現性が取れるか」です。
 上記では【カメラの解像度】or【レンズ倍率(見える範囲)】が変われば校正値が変わる事をご案内致しました。

【カメラの解像度】は基本的に予め設定された解像度リストが用意されている為、問題ないと考えます。
【レンズ倍率(見える範囲)】を考えてみます。

下記レンズは【ラッチ(クリック)機能】があり、倍率変更メモリを回すと「カチッカチッ」と一定の数カ所で止まる様になっている為、再現は取れると考えます。
ところが下記レンズには"カチッカチッという【ラッチ機能】がありません"。

その為、下記現象が起こる事が考えられます

【~1時間前】
小さいパーツを計測したい!ズームをして校正し計測完了。

【~30分前】
大きいパーツを計測したい!ズームアウトして校正し計測完了。

【~今】
再度小さいパーツを計測したい。レンズにラッチ(クリック機能)が無い為、倍率の再現が取れず再度校正の手間が発生します。

上記対処方法は、倍率を固定して使用するか、もう一度校正し直すかです。

要は、レンズ自体にラッチ(クリック)機能が無い場合、
「このレンズ倍率時の時はここからここが〇〇mm」という校正値の再現性を取るのが非常に至難です。

測定時は倍率を固定するか、都度校正する必要があります。


上記がLRレンズ(低倍率ズームレンズ)が計測に不向きとしている理由です。
一つの対応方法として、SDS-M(中倍率ズームレンズ/ラッチ機能付)に0.5倍補助レンズを用いて倍率を下げる方法もございます。


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