マイクロスコープ何でも辞典

知ってるようでじつは知らない?! マイクロスコープなんでも辞典


Question  テレセントリックレンズとは

Answer

テレセントリックレンズの主な特徴は下記となります。

1. 焦点深度内であれば、像の膨張・収縮がない。
→寸法測定の際に測定誤差を小さくできる。
2. 視差による画像の歪が少ない
3. 同軸照明と併用した場合、対象物の明るさのムラが少ない。
4. 対象物よりレンズの径が大きくなる。
→低倍率のタイプはレンズ本体が非常に大きくなる。(汎用としては中~高倍率向き)

種類は大きく分けて、両側テレセントリックレンズと片側テレセントリックレンズがあります。

簡単に言うと 
両側テレセンリックレンズは、
撮像素子側、対象物側のどちらがずれても撮影対象物の大きさが変わらないものです。
レンズは大きくなり、価格もUPします。
精密測定装置や投影機の中に組み込まれているものも両側テレセントリックレンズです。


片側テレセントリックレンズ
対象物側もしくは、撮像素子側のいずれかでテレセントリックレンズの特性が現れるものです。
一般的に販売されているのは、対象物側が多いようです。
レンズは小型で、価格も両側テレセントリックレンズに比べて低くなります。

中倍率~高倍率の固定倍率レンズとして治具等にも汎用的に使われています。
(マクロレンズより価格はUPしますが、性能がUPします。)

・中~高倍率の固定倍率で使いたい。
・歪を小さくしたい。
・寸法測定誤差を小さくしたい。

等の必要性があれば、マクロレンズの代わりに片側テレセントリックレンズを使うという選択枝もあります。


御参考までに、他社様マクロレンズ(ノンテレセントリック)の仕様書を示します。
(形は片側テレセントリックレンズと似ています。価格は大幅に下がります。)

テレセントリックレンズ


(参考データ)
光学倍率  ×0.8 ×1  ×2 ×4  ×8
モニタ倍率*1  45倍 60倍 120倍 240倍 480倍
視野*2  6.0×8.0mm 4.8×6.4mm 2.4×3.2mm 1.2×1.6mm 0.6×0.8mm

*1 モニタ倍率は 1/2インチカメラ 17インチモニタで換算
*2 1/2インチカメラ接続の際の視野


テクニカルサポート

何でも辞典topへ戻る    ページトップへ戻る